
+ People Magazine June 21 +
Thanks to Rachel for scanning the jpeg.
なぜおばあちゃんも孫たちも同じコンサートでキャーキャー言うのか?アメリカで今一番ホットな甘い歌声を聴きたいからだ。
Sunshine Haeckelはジョシュ・グローバンの熱烈なファン集団の一人だ。彼女たちは自らをグローバナイツと呼び、彼のコンサートを見るために国中を移動し、決起集会を開いて、あらゆる
"Josh"グッズに飛びつく。荷物の札や、マウスパッド、手袋に、マグネット…しかしHaeckelはそのファン魂を違う次元にまで持ってきた。彼女はグローバンのサインと顔の刺青を、二の腕に施したのだ。「ジョシュが大好き。彼の純粋さと情熱が大好きなの。」と、56歳のHaeckelは言う。「彼ほどに私の魂を揺さぶった人は、神様をおいて他にはいないわ。」
グローバン(23)は、まあ理解できることだが、こういった類の愛情に圧倒されている。
「ときどき、グローバナイツに『旦那さんのほうを向いて』って言いたくなるよ(笑)」と、彼は冗談を言う。
一方で、そんな献身的愛情が注がれるのもうなずける。このカーリーヘアーのバリトン歌手は、2001年発売のセルフタイトルのデビューアルバムを世界中で530万枚売り、さらに昨年発売の第2弾、Closerは410万枚を売り上げた。彼のアダルト・コンテンポラリーな曲の多くはイタリア語やスペイン語だったり、MTVやポップスのラジオ局におあつらえ向きではないのに、である。
結果として、彼の聴衆には中高年の女性が多い。彼女たちはまだ幼い娘たちや、熟年の母親たちを一緒に連れてくる。
「彼は息子のいない私にとって、息子のようなものなんだと思うわ。」ミシガンのグランラピッツで歯科医院を営む60歳のConnie
McDonaldは言う。彼女はグローバンのパフォーマンスをもう44回見ている。
しかし、「彼のファンは高い年齢層にとどまらない」と言うのは、ビルボードのアナリスト、Geoff
Mahfieldだ。「それは、彼の個人的なファンとのつながりがもたらすものだと思うんです。彼には一人の人間としての親しみを感じる。この世のものとは思えないような声を持った、一人の人間としてね。」
チケット完売状態のコンサートで、彼は確かに観客と心を通わせてきた。(ツアーは6月中旬、セントルイスで再開する。)ツアー生活について彼が悟ったのは「すごく楽しいっていうものでもないし、けっこうキツイ」ということ。
コンサートの日は午後2時か3時の起床から始まる。ボーカルレッスンをし、続いてサウンドチェックと、バンドを交えたリハーサル。2時間半のコンサートを終えると、もう一つの我が家、ツアーバスに戻って、次のツアー地までの時間を過ごす。
「コーヒーを飲む。ノートパソコンを開く。この二つは僕の悪習だよ。二つ組み合わせたら、もう最悪。」と夜更かし君は言う。
彼はときどき、刺青をしたり、バイクに乗る自分を思い描くらしい。「自分の中にいる悪いことしたがるヤツがね。絶対表には出てこないけど。」
1998年に、プロデューサーのデヴィッド・フォスターをうならせたとき、その声はまるで天使のようだったという。フォスターは1998年に、Gray
Davisの州知事就任式で歌う歌手を探していたとき、当時17歳のLA生まれの彼を見つけ、のちに、セリーヌ・ディオンと1999年のグラミー賞リハーサルで歌うよう彼に頼んだ。その後2000年までの間、グローバン(母:リンダ
インテリアデザイナー、61歳。父:ジャック ヘッドハンティング会社経営、58歳)はデビューCDの制作に取り組んだ。
すぐに、彼は大金持ちになった。(彼が言うには、今までで浪費というと、ポルシェを買ったことだけだそうだが。)2002年冬季オリンピックの閉会式でパフォーマンスし、アリーマイラブに出演し、アダルト・コンテンポラリーのチャートで3度1位を獲得し、バーブラ・ストレイサンドとデュエットし、オプラ・ウィンフリーの番組で彼女を感嘆させた。ウィンフリーにグローバンのCDを聴くよう最初にしつこく勧めたのは、彼女の友人ゲイリー・キングだ。「彼の歌声を聴いて私の首の後ろの毛がピンと立ったよ。」とキングは言う。「イタリア語の歌は何を歌っているのかわからないけど、でもとても好きなんだ。」
二つベッドルームがあるLAのコンドミニアムに住むグローバンにとって今一番幸せなのは、女優、ジャニュアリー・ジョーンズとの恋愛を満喫していることだろう。このカップルは去年の8月、ハリウッドのパーティーで、共通の友人を通じて知り合った。それまで、お互いに相手のことを知らなかったという。
「彼のCDをカーステレオに入れたとき、すごく緊張したわ。」と、今年、映画『Dirty
Dancing: Havana Nights』に出演した26歳のジョーンズは言う。「彼の曲を好きになりたいってすごく思ったの。」そしてそうなった。ふたりのスケジュールは数週間に1度しか二人を会わせてくれない。しかしそれが、「いつまでも新鮮でいられる」とジョーンズは言う。「いつも彼に会うたびに、ドキドキして、めまいがして、赤くなっちゃう。」
また、彼女はグローバナイツを全く怖がってはいない。グローバンのファンの愛情の表し方は、パンツを投げることではなく、彼が感動的な賛歌「You
Raise Me Up」を歌うときにペンライトを振ることだからだ。
彼と一緒にいるのは楽しい。ある人たちを除いては。「僕のショーでの警備員だよ。」と彼は言う。「なーんにもすることがないからね。」

